fcl.Carlifepedia

2018年07月23日
LEDヘッドライトのイエローとホワイトを比較(雨の日と晴れの日の比較写真あり)

このほどfcl.さんから新発売となったイエロータイプのLEDヘッドライトについて、ユーザーの立場から気がついたことや使用感などについてレポートします。(以下、簡素化のため “イエロータイプのLEヘッドライト“ を単に ”黄色LED“ と表記します。)

黄色LEDに興味があると考えられるユーザー層は、

「すでにフォグランプに黄色ハロゲンを使用中のユーザー(代替予定者)」のほか、

「LEDバルブを検討中だが、白色にしようか黄色にしようか迷っている購入予定者」

などが挙げられます。そこでこのレポートでは、そうしたユーザー層を想定し、レガシィワゴンとエクシーガを用いて、次の内容を比較したいと思います。

わたしが比較しました

みんカラニックネーム:調布市のKAZ
サイト:みんカラブログ

クルマ、バイク、建築などDIY好きです。「他社純正品の流用」や「無い物は自作する」など、コストをかけずに工夫する主義のプライベーターです。

趣味は器械体操。年に一度の社会人向け全国大会にも連続出場中です。

画像URL

<比較内容>
(1)黄色LEDと黄色ハロゲンとの比較
(2)【雨天時】の黄色LEDの見え方について
(3)黄色LEDと白色LEDとの比較

比較してみた結果

黄色LEDをフォグランプとして適用した場合の特徴(強み)は、以下の通りです。
  
①:ハロゲンと比較すると、より広い範囲で 「均一な」 照射特性を備えています。その結果、シンプルに 「光量アップして明るい」と感じやすいです。

②:色味が淡黄色のため、車両の純正ヘッドライトがHIDの場合、ヘッドライトとの親和性が良い。つまり、路面を照らすヘッドライト照射範囲との不連続感がなく、光のつながり具合が自然です。

③:対向車線側から自車を見た場合の、被視認性に優れています。点灯時、相手車に自車の存在が気づかれやすいです。
 

その他の特性としては、

④:黄色の色味は上品であると感じられる一方、「黄色黄色していない(濃い黄色ではない)」 ため、いわゆるディープイエローを強く好むユーザー層に対しては、その期待と異なる可能性がありそう。

(※これは欠点ではなく、単にユーザーの嗜好の話です。)

⑤:筐体がヒートシンク一体型のため、バーナーを有するHIDユニットと較べると設置作業が容易です。

となりました。
それでは、画像付きで比較実験の詳細をお伝えします。

テストした商品と車

今回、黄色LEDの特徴を把握するために使用した車両の情報などは、次の通りです。

供試車両

スバル・レガシィワゴンは、GT spec Bグレード(BP5D型、2006年式、HB4型フォグランプを標準装備)です。

スバル・エクシーガは、tSグレード(YA5E型、2012年式、HB4型フォグランプを標準装備)です。

なお、レガシィには既存の黄色ハロゲン(他社製)を装着中であり、エクシーガには同じfcl.さんの白色LED(ファンレスタイプ、今回の黄色LEDとは同じシリーズの色違い)を装着中です。したがって黄色LEDとの比較対象は、後述しますがこれらのバルブとなります。

<↓(左から)レガシィ、エクシーガ、両車のフォグランプ搭載位置>

レガシィ、エクシーガ

比較バルブ

今回レポートする黄色LEDのほか、比較対象である黄色ハロゲン、白色LEDの情報は次の通りです。

・fcl.新型LEDバルブ イエロー 
・他社ハロゲンバルブ(2800K、12V51W(謳い文句:120Wクラス)、キセノンガス封入タイプ)
・fcl.新型LEDバルブ ホワイト

バルブ比較

撮影機器

このレポートに掲載している各画像については、次のデジカメで撮影しています。

・撮影機器:ニコンCOOLPIX S9900

・撮影モード:ピクチャーモード(曇天向き、他はAUTO)

比較結果を見ていきましょう

まず最初は「黄色LEDと黄色ハロゲン」の違いからです。左画像が黄色LED、右画像が黄色ハロゲンです。

黄色LEDと黄色ハロゲンとの比較

フォグランプ(とスモールライト)のみを点灯させた場合の照射特性を比較してみます。

「色味」のインプレッションには多分に主観が含まれがちですが、ハロゲン(2800K)が濃い目の黄色を主張しているのに対し、LEDはレモンイエローと呼びたくなるような、言わば上品な淡黄色であるように感じられます。

(a)右前輪の近傍から前方を撮影(全景)、左画像=黄色LED、右画像=黄色ハロゲン(以下同様)
   
路面照射比較

(b)車両から右側に約2m離れて前方を撮影(全景)

路面照射比較

(c)ナンバープレート付近から前方を撮影

路面照射比較

路面の照射範囲については、ハロゲンはレンズカットの境界に近くなるほど、あるいは遠くになるほど輪郭がぼやけてくるのに対し、LEDは「より均一に」「より遠くまで」照らし出す特性を備えていることが分かります。

ここで注目したいのは、配光の均一性です。

「LEDだから配光が均一」なのではなく、「配光が均一になるようにLEDを設計」しているように感じます。

採用しているLEDチップそのものの素性選択もさることながら、恐らくはバルブのフランジ(装着基準面)からLEDチップまでの距離や配列の設計など、様々な試作仕様について配光特性のシミュレーションと検証を重ねて、現在の量産仕様にたどり着いたのではないでしょうか。

配光がより均一になっている(濃淡の差がより小さい)おかげで、LEDでは「より明るく」見える特性が効果的に引き出されている、と考えます。

また配光がより均一であれば、ロングドライブなど実際の走行シーンにおいて、ドライバーの目の疲労が軽減される可能性も期待できそうです。

次に路面の見え方だけではなく、他車(対向車)からの自車の見え方(被視認性)についても確認してみます。

以降の画像も、左画像が黄色LED、右画像が黄色ハロゲンとして記載している点は変わりありません。

(d)車両前方から、対向車目線で自車を撮影(全景)

路面照射比較

(e)車両前方から(d)よりさらに近づいて撮影(全景)

路面照射比較

(f)車両前方やや斜めより照射範囲を撮影(近接)

路面照射比較

黄色LEDは淡黄色ではありますが、逆に対向車線からは、その特徴的な「色味」が認識されやすく、被視認性は良好であると考えます。

(g)車両前方より近接撮影(参考カット)

車両正面より照射比較

それでは次に、フォグランプに加えて「ヘッドライトも同時点灯させた場合」についても、代表的な3パターンの撮影アングル((a)、(b)、(e))でハロゲンと比較してみます。

(a)右前輪の近傍から前方を撮影(全景)

路面照射比較

(b)車両から右側に約2m離れて前方を撮影(全景)

路面照射比較

(e)車両前方から、やや近づいて撮影(全景)

照射比較 正面

黄色LEDは、その色味が淡黄色系であるため、ヘッドライト(白系HID)との親和性が良いと感じました。

つまりフォグとヘッドで、両者の路面照射範囲の境目に色味の不連続感がなく、車両手前から前方遠方までの間で光のつながり具合が良い、という意味です。

ただし、このへんは単に「慣れ」の問題であって、黄色ハロゲン(2800K)が劣ると言うつもりはありません。

雨天時の黄色LEDの見え方について

これまでに述べた特徴は、天候が良好な夜間でのインプレッションでした。リアルワールドにおいては、霧や雨、あるいは吹雪などといった悪天候な状況でこそ、黄色LED(@フォグランプとして)の真価が問われます。

このモニターレポートは季節柄(2018年5月下旬です)、降雪時のレポートは叶いませんが雨天時のレポートはチャンスがあれば可能です。

そこで雨天の機会を待っていたところ、東京地方ではちょうど運良く5月23日(水)に降雨が続きましたので、同じ黄色LED(今回のモニター品)について、晴天時の夜間と雨天時の夜間で路面の見え方を比較しました。(確認車両も同じレガシィを使っています。)

以下、左画像が雨天時の夜間、右画像が晴天時の夜間(比較用に再掲)、という条件下での黄色LEDによる路面の見え方の違いです。

撮影アングルについても、既述の(a)~(g)という基本パターンを踏襲し、点灯パターンについても 「フォグランプ(+スモール)のみ」 「フォグランプ+ヘッドライト」 のそれぞれで同様に撮影しています。

まずは「フォグランプ(+スモール)のみ」の場合からです。

(a)右前輪の近傍から前方を撮影(全景)、左画像=雨天時、右画像=ドライ路面時(以下同様)

路面照射比較

(b)車両から右側に約2m離れて前方を撮影(全景)

路面照射比較

(c)ナンバープレート付近から前方を撮影(ローアングル)

路面照射比較

降雨により路面が濡れているときは、夜間は路面全体が黒く感じられるため、黄色LEDであっても取り立てて「明るい」とは感じられません。

しかし次に示す画像(対向車側から自車を見た撮影アングル)にもあるように、路面そのもののうねりや微小な凹凸状態は照らし出されており、実用上の不満はないと思います。

(d)車両前方から、対向車目線で自車を撮影(全景)

路面照射比較

(e)車両前方から、(d)よりさらに近づいて撮影(全景)

路面照射比較

(f)車両前方やや斜めより照射範囲を撮影(近接)

路面照射比較

(g)車両前方より近接撮影(参考カット)

路面照射比較

続いて「フォグランプ+ヘッドライトの同時点灯時」についても、夜間の路面の見え方についての代表画像を載せます。

黄色LEDは、ヘッドライトをサポートする補助灯としての役割を十分果たしていることがうかがえます。

(a)右前輪の近傍から前方を撮影(全景)

(b)車両から右側に約2m離れて前方を撮影(全景)

路面照射比較

また、夜間の雨天時であっても、その特徴的な色味により、対向する相手車両側からの被視認性が保たれていると考えます(下記画像(e))。

(e)車両前方から、やや近づいて撮影(全景)

路面照射比較

黄色LEDと白色LEDとの比較

「LEDライトを検討中だが、白色にしようか黄色にしようか迷っている購入予定者」を想定し、今度は同じfcl.さんの新型ファンレスLEDライトについて、黄色LEDと白色LEDで路面の見え方などを比較してみました。

装着車種をレガシィからエクシーガに代えて検証します。

なお、撮影アングル(既述の(a)~(g))や点灯パターン(「フォグのみ」 or 「フォグ+ヘッドライト」)については、これまでに確認してきた条件を踏襲しています。
 
それでは早速、それらの比較画像を以下に載せます。まずはフォグランプ(とスモールライト)の単独点灯状態からです。左画像が黄色LED、右画像が白色LEDとなっています。

(a)右前輪の近傍から前方を撮影(全景)

路面照射比較

(b)車両から右側に約2m離れて前方を撮影(全景)

路面照射比較

(c)ナンバープレート付近から前方を撮影(ローアングル)

路面照射比較

黄色LEDも白色LEDも、ともに広い範囲に渡って均一的に路面を照らし出していることが分かります。黄色だからといって白色よりも暗く感じることはないと思います。

色味以外の照射特性は同等でしょうから、「黄色にするか?/白色にするか?」については、単純に用途と好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。

(d)車両前方から、対向車目線で自車を撮影(全景)

路面照射比較

(e)車両前方から、(d)よりさらに近づいて撮影(全景)

路面照射比較

個人的には、黄色LEDの場合は単に路面の凹凸状態だけでなく、路面上の白線(横断歩道や路側帯との境界を示すペイント)も目立つように感じられました。

(f)車両前方やや斜めより照射範囲を撮影(近接)

路面照射比較

(g)車両前方より近接撮影(参考カット)

路面照射比較

続いて「フォグランプ+ヘッドライトの同時点灯時」の比較画像を載せます。撮影アングルは、代表的なパターンの(a)(b)(d)のほか、(e)(g)も加えた5パターンとしています。

(a)右前輪の近傍から前方を撮影(全景)

路面照射比較

(b)車両から右側に約2m離れて前方を撮影(全景)

路面照射比較

(d)車両前方から、対向車目線で自車を撮影(全景)

路面照射比較

fcl.さんの新型ファンレスLEDは、黄色LEDも白色LEDも、ともに基本的な照射特性は同等であることが分かります。

ただし、自車を対向車線側から見た際(他車から見られた際)には、レモンイエロー的な発色という個性を持っている黄色LEDの方が相手に気づかれやすく、被視認性がより優れると感じます。

また今回はレポートできるまでには至りませんでしたが、標高の高い地域でガスがかかっている場合や濃霧のコンディション中を走行しなければならない場合は、これまで例示した画像から判断すると、路面のペイント位置や路肩の境目は、黄色LEDの方が(若干ですが)認識しやすいのでは?と推定します。

(g)車両前方より近接撮影(参考カット)

路面照射比較

他の画像データ(異なる路面や、運転席からの視界について)

これまで文中に載せた画像は、比較のため、すべて同じ道路で撮影したものでした。以下、道路が異なっても舗装路であれば同じように見えることを示すため、上記とは場所を変えて撮影した画像についても、参考として載せてみます。

路面の見え方(各バルブの特徴)は、前述の様子と変わりがありません。

<↓(左から)黄色LEDエクシーガ、黄色LED雨天レガシィ、白色LEDエクシーガ>

路面照射比較

ところで、これまで載せてきた画像は、路面そのもの(または点灯時の車両のフロントビュー)を直接的に撮影したものでした。次は参考画像として、ドライバー目線、すなわち運転席に座った位置からフロントウィンドウ越しに外を見たときの、路面の見え方(視界)について載せます。

いずれもフォグランプ(+スモールライト)のみ点灯させ、ヘッドライト(純正HID)は各車とも消灯状態です。

<↓(左から)黄色LED、黄色LED雨天、黄色ハロゲン(@レガシィの運転席から前方を臨む)>

路面照射比較

<↓(左から)黄色LED、 白色LED(@エクシーガの運転席から前方を臨む)>

路面照射比較

結果のまとめ

以上、fcl.さんの黄色LED(新型ファンレスタイプ、HB4型)について比較画像を載せてきましたが、その特徴を改めて箇条書きにまとめると、次のようになります。

<実際に使ってみて(今回、確認できた項目)>
・淡黄色系であり、従来の他社ハロゲンにあったようないわゆるディープイエロー色ではない。

・広範囲に均一な照射特性を備えておりイエロータイプでありながら明るく路面が見やすい。

・路面の照射範囲において、純正ヘッドライト(白色HID)との光のつながり具合が良い。

・色味がレモンイエロー的な特徴を持つため、対向車線側からの被視認性に優れる。

・HIDキットと比較すると一体構造であるため、気楽に装着が可能。

(参考)黄色LEDバルブの装着作業について

各バルブの路面の照射状態の比較に際して、念のため、レガシィとエクシーガのフォグランプ(HB4型)の交換作業風景も紹介しておきます。

レガシィとエクシーガのフォグランプの交換

バンパーの脱着は不要

両車ともにフロントバンパーを脱着させる必要はなく、樹脂製アンダーパネル(マッドガード)の固定クリップを外すことで「逃げ(作業スペース)」を作り出せば、下面からバルブの交換が可能となります。

右に、その作業イメージの参考画像を載せます。

純正フォグランプ筐体との干渉有無確認

エクシーガはレガシィと主要部品を共用しています。純正フォグランプユニット(筐体)についても、ブラケットの締結位置が異なるためスバルでのAssy部品番号こそ異なりますが、中身の構成部品単位では両車ともに同じ部品が使われているようです。

エクシーガでは、fcl.さんのファンレスLEDバルブ(白色)を装着する際、すでに次のことが分かっていました。
  
・純正フォグランプ筐体の背面には、樹脂製フードが備わっている。

・この樹脂フードはLEDバルブ(白色)の放熱板と近接しており、バルブ装着時にクリアランスがゼロタイトになっている。 (ただし実用上は、表面温度を含めて干渉の問題なし)。

したがって、内部構成部品を(ほぼ)共用しているレガシィにおいても、今回レポートする黄色LEDを装着する上で「樹脂カバーと放熱板は、干渉しないがゼロタイト気味」となるであろうことが事前予測されます。

そこでレガシィのフォグランプAssy(ユニット筐体)を車体から取り外し、実際に干渉有無を確認しましたが、タイトではありますが干渉はしない(=装着にあたって加工の必要はない)ことが念押し確認できました。

このへんの状況は、レガシィでもエクシーガでも同様でした。

<↓(左)レガシィから取り外した純正フォグAssy、(右)背面の樹脂カバーとバルブ放熱板がゼロタイト>

レガシィから取り外した純正フォグAssy、(右)背面の樹脂カバーとバルブ放熱板がゼロタイト

試点灯

試点灯

黄色LEDユニットの配線(コネクタ接続)を確認し、いよいよ試点灯させてみます。

点灯状態を初めて目にしたときの感想は、「おぉ!明るいレモンイエローだ!」というものでした。

交換作業の途中ですから周囲はまだ陽の光で明るい状況でしたが、それでも負けずに「明るく個性的な淡黄色を発しているな」と思いました。
 
<↓周囲が比較的明るい状況下においても、埋もれずに発光状態をアピールしているかのような色味>

明るい状況下においても埋もれずに発光

参考画像として、日中の状況下における「点灯時の色味(イメージ)」が分かるものを、以下に載せておきます。

<↓点灯状態の比較。(左):今回レポートの黄色LED、(右):これまでの他社製黄色ハロゲン(2800K)>

LEDとハロゲン比較

あとがき

今回のレポートを作成するにあたり、fcl.さんには大変お世話になりました。本レポートの紙面を借りて、お礼申し上げます。
 
今後もfcl.さんの製品を使用していく過程において、ユーザー目線で気づいたこと、あるいは製品開発部さんに直接お伝えしたい改善提案などがありましたら、フィードバックさせていただきたく思います。

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2018年07月23日

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