<RG系 ステップワゴン>フォグランプをLED化&HID化で比較 - fcl. (エフシーエル)

<RG系 ステップワゴン>フォグランプをLED化&HID化で比較

ひと昔前までは純正品ではない、いわゆる社外品のフォグランプは、あまりメジャーではありませんでした。しかし、現在ではヘッドランプと合わせてフォグランプをドレスアップパーツとしてHIDやLEDを導入する方が増えて来ています。
ただ、取り付けの問題でヘッドランプ程の需要はありません。最近では従来までのHIDヘッドランプの他にメーカーオプションでHIDよりも明るいLEDバルブが採用するケースが増えて来ています。この流れもあり、フォグランプもLEDを導入する需要が増えて来ました。

LEDとHIDを取り付けてみた感想

ひと昔前までは社外フォグランプのほとんどがHIDであった為、ヘッドライトと比べ、あまりドレスアップの需要がありませんでしたが、近年のLED化の流行りでフォグランプをLED化する需要が増えました。
HIDであればフロントバンパーの脱着が必要ですが、LEDであればその必要がない場合が多い為簡単です。しかもHID並の明るさが出てきているので、実用性も大変おすすめの商品です。
そこで、今回LEDとHIDを用いてフォグランプに取り付けしやすい商品は、どれなのか比較してみました。

作業概要

以前に自動車ディーラーで自動車整備士として勤めていました。特にホンダ車が好きで、現在はステップワゴンに乗っています。
記事の中でも触れたように、慣れた人でなければフロントバンパー脱着が伴うHIDフォグランプの交換は素人の方には困難な作業です。
しかし、LEDヘッドライトであれば比較的簡単ですので是非一度、挑戦してみて下さい。

今回取り付けた商品はこちら

HIDコンバージョンキット 35W (H1,H3/H3C,H4 Hi/Lo,H7,H8/H11/H16,HB3,HB4)
 
※LEDバルブについては記事内では前モデルを使用しています。現在は後継モデルを販売中です。
LEDヘッドライト/フォグランプ (H8/H9/H11/H16,HB3,HB4)
ホワイト・イエローから選べる!

フォグランプにHIDを取り付ける問題点

HIDヘッドランプが主流だった頃、上記でも触れたようにこの頃からフォグランプにHIDを取付ける方は存在しました。では、何故そこまでフォグランプをHIDへドレスアップする方が増えなかったのでしょうか?
この答えは実に簡単で、単に取り付けの問題です。ヘッドランプと違い、フォグランプはフロントバンパーに組み込まれているのが通常です。ヘッドランプをHID化するのであれば車種による作業性の違いや多少のイレギュラーはあるものの、基本的にはフロントバンパーを取り外しするのが通常です。
プロの自動車整備士や車を整備する事を趣味としている人であれば別ですが、一般のドライバーがフロントバンパーを自分で外してフォグランプを交換するには荷が重いです。
その為、どうしても整備工場での作業が必要となり、部品代と別途作業工賃が必要である為にそこまでの需要はありませんでした。
HIDに交換する場合、バルブ本体とは別にHIDを点灯させる為のバラストが必要となります。これをエンジンルームやボディフレームなどに固定する事になりますのでフロントバンパーを外さなければいけないのです。
それでは作業力がなかったり、あまり自動車整備の経験がない方が作業を行うにはどうすればよいのでしょうか??

HIDキットの取付方法

今回のテスト車両はステップワゴン(RG1)を使用します。この車両を使用して比較し、取り付け方法や一般ユーザーの方がどちらのランプを選択すべきかを解説して行きます。
HIDを取り付ける為には、先程の説明にもあったようにフロントバンパーを取り外す必要があります。作業を始めるにはまずボンネットフードを開け、写真下側にあるカバーを取り外します。
取り外しました。これによってフロントグリルとエンジンルームを切り離しできましたので、ひとまず完了です。取り外しに使用する工具は「クリップ外し」などの工具を使用します。ホームセンターなどでも売っていますのでよく作業する方であれば買っておいて損はありません。
年式にもよりますがこのステップワゴンは平成18年式で12年前の車です。その為クリップが割れてしまい、最終的にクリップを新品交換する必要がありました。
次にアンダーカバーとフロントバンパーを止めているクリップを取り外します。この写真は取り外した後ですが、エンジンルームと同様でクリップが潰れてしまいました。フロントバンパーを取り外すには予め新品のクリップを買っておく必要があります。
作業性を良くする為、フロントタイヤをアルミスロープに乗り上げました。こうする事で地面とフロントバンパーの隙間を確保できます。安全対策として必ず輪留めをする事が重要ですね。
ここまで来たら、フロントバンパーを取り外した際に傷が付かないようにボディに保護テープを張り付けます。ここ数年の車はひと昔前の車と違い、バンパーがきっちりと取り付けられています。その為、バンパーを取り付ける際は保護テープを張り付けてキズが入らないように対策が必要です。
保護テープを張り終えたら左右フェンダーとフロントバンパーの耳を取り付けてあるビスを+ドライバーで取り外します。
それができれば後はフロントバンパーを取り外すだけです。左右ともにそうですがこの写真のビスの下辺りを両手で持ち、車両外側へ引っ張る事でフロントバンパーを取り外します。
爪ではまっているだけですので力いっぱい引っ張る事で外れますが、あまり強引にすると取り付け部が割れたり千切れたりしますので注意が必要です。よく構造を見て慎重に作業する事が大切です。慣れないうちは一人で作業せず、ご友人と二人で作業した方がいいですね。
このように、フロントバンパーが外れました。これでやっとフォグランプの交換が出来ます。錆が多いですが、今回の作業とは関係ありませんのでご容赦下さい。
まずは、写真のように純正のフォグランプを取り外します。フロントバンパーさえ外せばこれは誰でも簡単に出来ます。
今回はこちらのHIDフォグランプを取り付けます。このステップワゴンのフォグランプ形状はH11でした。
まずは説明書を確認し、点灯テストを実施。その後、配線を確認して取り付けます。fcl.k

fcl.からのピックアップ

H11バルブのカプラー組み立て方
防水ゴムの調整方法
配線をする前に、きちんと取り付けられるかどうかを確認します。当然ですが問題なく取り付ける事ができました。
配線図を確認しながら実際にフォグランプと車両を繋ぎます。この時、バッテリー上がりを防止する為にエンジンを始動した状態で点灯確認をするのが重要です。
暫く点灯確認を行い、完了したらバラストを取り付ける箇所を探します。
このようにバラストの位置を決め、取り付けます。今回は左右ともにボディパネルに取り付けました。それにしても錆がヒドイですね。
バラストの取り付け位置が決まれば、その他の配線をしっかりと取り付けます。そして、バルブをランプに取り付けてフロントバンパーを取り付けます。その後は取り外した逆の順序でOKです。
そして、完成です。ここまでがHIDフォグランプの取り付け方法です。フロントバンパーを取り外さなければいけない為、手間が掛かるのが分かります。

LEDフォグランプの取付方法

先程と同様に、同じ車両を使用します。LEDヘッドライトの場合はフロントバンパーは取り外しません。後ほど出て来ますが、左側のみ一部フロントバンパーをずらすだけで交換する事ができます。
左側は上からアクセスしますので、このカバーはHIDと同様で取り外します。
傷付き防止の為に左側のみ保護テープを張り付けます。フェンダーの取り付けビスはフェンダーライナーに手を入れて作業しますので左右共に取り外します。
ここまで出来たら作業できます。いかがでしょうか??HIDよりも速い事が現時点でもお分かり頂けると思います。
まずは右側です。先程、右側のフェンダーライナーのビスを外した事によってタイヤの隙間からフォグランプにアクセスする事が可能になりました。左手で作業すれば十分手が入りますのでフロントバンパーを外す必要がありません。
今回はこちらのLEDヘッドライトに交換します。HIDと違い、一体型ですので整備性・手間共に優れています。
まずは、純正バルブを取り外すと同様に左手を使用してLEDヘッドライトを取り付けます。あとは、しっかり固定されるまで回すだけです。ランプと車両のカプラー接続は車両下側に潜って行う事にしました。
バンパー下側のクリップを一部取り外し、車両下側からカプラーを取り付けました。フロントバンパーを外す事を思えばこちらの方が全然速いですね。
次は左側のフォグランプを交換します。右側と同様にサクッと交換したいところですが…残念ながらエンジンルームの部品がここまで来ていますので左側は簡単に行きません。
フロントバンパー下のクリップを一部取り外しましたが、このように部品がある為アクセスできません。残念です。
そこで、フロントバンパーの一部のみずらす事にしました。これであれば外す程の手間は掛かりません。
多少の手間で済みのでこれが最善の策と言えます。車両上からフォグランプを取り付け、カプラーオンします。点灯確認をしたら、外した部品を全て元通りに復元します。
完成です。LEDヘッドライトの方が簡単というのがお分かり頂けたでしょうか??

まとめ

いかがだったでしょうか??元々、ここ数年LEDの方がHIDよりも軽量・省エネ・耐久性があるという意味で重宝されています。
軽量化されているという事もあり、それは取り付け面でも同様です。HIDフォグランプであればフロントバンパーを取り外さなければいけない為、どうしても手間が掛かります。
フロントバンパーの外し方を記載しまいたが、頭で理解するのと実際に作業するのは違います。(自動車整備に限らず何でもそうだと思います)主にそこがネックとなってフォグランプをドレスアップする方が少数派だったのですが、LEDヘッドライトの登場によって素人の方であっても比較的簡単に交換する事が可能となりました。
整備工場に入庫するにしてもフロントバンパー脱着工賃が掛からなくなった為、コスト面でもLEDの方が優れています。特にご自分で作業したい方にとってはLEDヘッドライトがおすすめです。

商品はこちら

HIDコンバージョンキット 35W (H1,H3/H3C,H4 Hi/Lo,H7,H8/H11/H16,HB3,HB4)
 
※LEDバルブについては記事内では前モデルを使用しています。現在は後継モデルを販売中です。
LEDヘッドライト/フォグランプ (H8/H9/H11/H16,HB3,HB4)
ホワイト・イエローから選べる!
記事について
  • 商品改良の為、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様などは、モデルの変更に応じて、変わります。必ず最新の商品ページをご確認ください。
  • 取付レポートに関しましては、あくまでも取付例となりますので、お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状、取付方法が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
  • HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
  • お車のグレードや仕様によっては別途バルブアダプター、キャンセラー等が必要になりますので、予めご了承下さい。
  • 記載の情報はあくまで一例となります。取り付けの際に起こった損害や、バルブ形状が異なるなどの責任は負いかねます、予めご了承ください。
 
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