<RK系 ステップワゴン> 純正HID ⇒ LED化キット配線加工タイプ - fcl. (エフシーエル)

<RK系 ステップワゴン> 純正HID ⇒ LED化キット配線加工タイプ

「純正HIDの明るさで満足!!」と思う人は、少なくないと思います。私も「純正HIDなんだから、全然明るいよ」と以前は思っていました。でも、年齢を重ねるごとにライトの暗さが気になるようになり、数年前55Wのパワーアップキットを取付けていました。
やっぱりライトが明るいと運転が楽ですね。
パワーアップキットで十分満足でしたが、HIDの光量が落ちてきたこと、古い車(H19)でバッテリーが心配だったので、話題の純正HIDをLED化する商品を取付けてみました。気になっている方も多くいらっしゃると思うので、今日は、LED化に関わるお話をしたいと思います。

取り付け概要

今回はエフシーエルスタッフが取り付けを行いました!
作業難易度★★★★☆
作業概要純正HIDをLED化する(バンパー下ろし、ヘッドライト脱着、LED化)

数年前のHID用ED化キットは…..

ここ数年、純正HID ⇒ LED化キットが流行りだしましたが、「暗すぎる」とわざわざ外されたオーナー様も多いと思います。fcl.も数年前に試供品を試したのですが、やはり使い物にならなかった。
どれだけの明るさかというと、こちらで比較しています。
あれから数年、LEDも日進月歩で技術が進化し純正HIDを凌ぐ明るさの商品ができてきました。今回fcl.から登場した商品がまさにこれ。写真は、純正HIDバルブとLED化キットのカンデラ値の比較です。
デリカD5に取り付けて純正HIDの約1.3倍の明るさとなり、オーナーも明るくなったと喜んでいます。

純正HIDをLED化するメリットは?

純正HIDよりも明るい。 しかし、fcl.から出ているパワーアップキットよりも暗い。
だから、HIDの方がメリットあるのでは? と言われる方が多いと思いますが、LED化することでHIDには無い、メリットがあります。
純正HID→LED化のメリット
・点灯直後からMAX点灯
・全LED化で統一感のあるライトに
・電流値は2A前後と55WHIDの半分なので、バッテリに優しい
・HIDと比べノイズの心配がほぼない
・長寿命。HIDは、使用することで少しづつ暗くなりますが、LEDはほぼ光量落ちがなく、明るい状態で何年も使用できる。LEDの光量落ちは、使用期間よりも、放熱性に大きく左右される
・熱量が低いため、リフレクターへの損傷が少ない
HID並みの明るさまで技術が進歩し、さらにLED化することでこれだけメリットがあります。
→※2021年にHIDを超えるハイルーメンのLED化キット二リニューアルしました!
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純正HID用LED化キットバルブ交換タイプ
バルブ交換タイプ D1S/D2S/D2R/D3S/D4S/D4R
 
 
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純正HID用LED化キット加工型 (D2R/D4R/D2S/D4S) ホワイト・電球色・イエロー
※配線加工が必要です。
 

取付けの事前準備

LED化キット(加工タイプ)の商品構成

※記事内では前モデルを使用しています。現在は後継モデルを販売中です。
純正HID用LED化キット加工型 (D2R/D4R/D2S/D4S) ホワイト・電球色・イエロー
※配線加工が必要です。
 
 

HIDパワーアップキットの商品構成

 

取付けで必要な工具

LED化キットの構成は、バルブとドライバーユニット。パワーアップキットは、バラスト、接続コネクター、電源取り出し用ハーネスなどがあり、LED化キットのほうがよりスッキリしていますね。
更に、バラストが無く、固定する場所に悩まなくていいので、作業時間が大幅に短縮できます。このように考えると、HIDに比べると取付け難易度も低いですね。
今回の取付け手順としては、
  1. バンパー下ろし
  1. ヘッドライトユニットの取外し
  1. LED化キット(加工タイプ)の取付け
大きく分けるとこのような手順となります。各ステージごとに必要な工具として、

バンパー下ろし

クリップ外し(無ければマイナスドライバー)を使用しバンパーを固定しているピンの取外し。プラスのネジが一箇所あるので、プラスドライバーを使用して外す。

ヘッドライトユニット取外し

場所ごとでラチェット(10mm)、ソケット、エクステンションバー(アクセスがしにく箇所)に組み合わせて使用。

配線加工

配線の切断、加工は、ニッパー、電工ペンチなどを使用します。

防水カバーの穴あけ

ホルソー(φ12程度)を使用して穴をあけます。
ざっと紹介してきましたが、これらの工具を用いながら取付けていきます。

交換方法

さきほども書きましたが、今回LED化キットの取付け概要は、
1.バンパーの取外し
2.ヘッドライトユニットの取外し
3.LED化商品の取付け(接続、加工)
この手順に沿って解説して行きたいと思います。今回は、ステップワゴンRG1(適合表)にLED化商品を取付けてみました。車種によって多少方法が異なると思いますが、大まかな流れは一緒ですので取付けについても参考になるかと思います。

バンパー下ろし

バンパー下ろしの際の手順として、グリル上のカバーを外す。5ヵ所クリップで固定されているのでクリップ外し等で取り外していきます。
グリルを外す。
バンパーを取外す。ピンは、タイヤハウス、上部、下回りに取付けされているので外していきます。すべて外れたらタイヤハウスからめくるように取外していく。

ヘッドライトユニット外し

ヘッドライトの上、横、下にボルトで3箇所固定されているのでラチェットを使用して外していく。状況に合わせて、エクステンションバーを使用すると効率が上がるのでおすすめです。
ボルトの取外しが終われば、ウインカー、レベライザーなどのコネクターを一つ一つ取外していきます。これでユニットの取り外しが完了。

商品の取付け

純正HIDバルブの取外し

純正HIDバルブの取り外し方はこちらの動画を確認ください。
HIDバルブが外れたら、純正バラストを取外していきます。3箇所プラスネジで固定されているので、ドライバーを使用して取外します。次に純正コネクターをバラストからはずせば、完了です。 次にLEDを取付けていきますが、今回の商品は配線の加工が必要になります。配線の加工にも2通り方法がありますので、ご自身の状況に合わせて加工方法をご選択ください。

配線加工の方法

  1. 簡単に取付けをしたい方(商品を加工するため保証対象外)
  1. 接触不良が気になる方向け(fcl.推奨)
これからそれぞれの取付け手順を説明しますので、お好きな方法で取付けてみてください。
💡
POINT
fcl.LED化キットのドライバー端子には平型端子を採用しています。
写真のように平型端子と純正カプラーのハウジング部のサイズ、形状が異なり無加工のままでは接続できないです。接続するには端子のサイズを変更するか、エレクトロタップを使用して純正配線に割り込ませるかの2通りなります。

簡単に取付けをしたい方(商品を加工するため保証対象外)

最も簡単な方法として、エレクトロタップを使用した取付け方法。概要としては、純正配線からエレクトロタップを使用して割り込ませ電源をとる方法です。こちらがエレクトロタップです。
HIDよりも省電力という特性を踏まえると、HIDに比べ接触不良による不点灯、チラツキが少ないと思われます。簡単に取付けたいという方におすすめな方法です。
エレクトロタップに純正配線をはめ込みます。
ドライバー側の端子を切断し、
エレクトロタップの溝に配線を挿入します。
プライヤーなどを使用して金属部が配線に食い込むように抑えます。
最後に蓋をしめて接続完了です。(同じ手順で反対側も行います)
エレクトロタップを使用する上での注意点は、配線のサイズに合わせてエレクトロタップを選ぶことです。サイズが異なった同士で接続してしまうと接触不良を起こす可能性がありますので、純正配線のサイズに合わせてお選びください。
エレクトロタップを使用すると取付けは大幅に簡単になりますが、中には接触不良の可能性があるため、敬遠される方もいらっしゃいます。その場合は、純正配線を切断して平型端子(メス)を取付け、ドライバーの端子(オス)と接続する方法が良いと思います。
注意
メーカーによってカプラーや配線の色は異なるので、下記サイトをご参考にしていただければと思います。

接触不良が気になる方向け(fcl.推奨)

接続があまい、サビなどによる接触不良の可能性をできる限りなくしたい方には、純正配線を切断して平型端子のメスを取付けする方法がおすすめです。
イメージとしては、このような感じです。上が純正コネクターのまま、下がコネクターを切断し、加工した状態。
あくまでも純正コネクターは、車メーカーごとに配線の色、太さは異なりますので、ご注意ください。
それでは、付属してある平型端子(メス)を純正配線に加工する手順をお伝えします。
流れ
  1. 純正カプラーの配線を切断
  1. 付属の防水ブーツを取付け
  1. ワイヤーストリッパーを使用して配線の被覆をとる
  1. 平型端子(メス)を純正配線に取り付けるためかしめをする
    1. やり方は動画で解説します。
      かしめる箇所は、「芯線」と「配線の被覆」の2箇所となります。コツとして一回り大きいサイズで「R」を作り、その後正しいサイズで本締めすると、よりきれいに、頑丈にかしめることができます。
      加工完了。イメージとしては、上の写真のようにハート形になればしっかりかしめられています。
  1. ドライバー端子と接続して完了

純正に戻す方法

純正配線を切りたくない、加工に対して敬遠される方に「純正カプラーに戻す方法」を最後にお伝えします。上記の方法で純正コネクターを切断したと思いますが、コネクターは大事に保管しておいてください。
なぜなら、純正コネクターに合う端子を市販で購入すれば、また通常通り使用ができるようになります。
サイズの異なる端子。
POINT
端子は、以下のようなサイトで数百円で販売されています。純正に戻したいときは、端子を購入すればすぐに純正の状態に戻せます。ご参考までに。
その方法として、以下説明します。
  1. 精密ドライバーなどで純正カプラーに接続されているリテーナーを取り除く
  1. 端子を外す。コツとして、カプラー奥に突起があるので起こしてあげると端子が外れます。
    1. こちらのサイトに掲載されている画像をみていただくとイメージしやすいです。
  1. 端子が外れました。あとは、LED化キットを取付けた際に取付けた平型端子を純正コネクターに接続できるサイズの端子に変え、再度純正コネクターに接続すれば復元完了です。

LEDバルブの取付け

写真のようにバルブと台座は分離できますので、台座とバルブの状態にしておきます。まずは、台座を取付け針金で固定します。
注意として、赤丸の台座の中央の溝が、ユニットの突起物に来るように取付けてください。
このように針金で固定して、バルブを取付けます。
今回の商品は、角度調整機能が備わっています。4段階の切り替えが可能となりますので、配光を見ながら調整をしてください。
バルブの取付けが完了したら、コネクターを接続します。
接続のため、防水カバーに配線を通す穴をあけます。
今回は、手元にホルソーがありましたので∮12程度の穴をあけました。
穴から配線を通し、コネクターは、凹凸部分が噛み合うように接続してください。コツとしては、コネクターに刻印された矢印が向き合うように接続すると作業しやすいと思います。
防水ゴムも接続されているので防水性は高いと思います。最後にドライバーは、純正配線に抱き合わせるかたちで取り付ければ、取り付け完了です。

純正HIDと比較してみましょう

カットライン

ステップワゴンはプロジェクタータイプとなります。プロジェクタータイプは、車側で配光を調整しているため、純正HIDと同じカットラインでした。

明るさ比較

走行動画を撮ってみました。 運転席側がfcl.LED化キット。助手席側は、55Wパワーアップキットを取付けて走行してみました。カンデラ値で数値に開きはあると思いますが、実際に運転してみてLEDも十分明るいと感じました。

まとめ

数年前までは、純正HIDで満足していましたが、今思えば、暗く、色味もかっこ良くはないですね。「より明るいのにしたい」「よりかっこ良いのにしたい」のであれば、55W HIDがおすすめです。
55W HIDにしてから直ぐは、本当に別世界と思えるほど感動的な明るさです。ただ、それに慣れてしまっているのと、HIDの特性上、使用期間が経つにつれて光量が落ちてくる。(落ちてきたとはいっても、35Wの純正よりは明るい)
今回の走行動画は、運転席側がLED、助手席側は55WHIDの状態で走ってみましたが、全然暗くないと感じました。言い換えれば、純正35W HIDよりは明るいといえます。
また、取り付けは、HIDと比べものにならないほど楽であり、消費電力が少なく、長寿命であることから、純正HID車でもLEDにするメリットは十分あると思います。

商品はこちら

純正HID用LED化キット加工型 (D2R/D4R/D2S/D4S) ホワイト・電球色・イエロー
※配線加工が必要です。
 

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バルブ交換タイプは、LEDにすると純正HIDより暗くなるんだろうな・・・といったイメージを持っている方にぜひお試しいただきたい商品です。
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記事について
  • 商品改良の為、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様などは、モデルの変更に応じて、変わります。必ず最新の商品ページをご確認ください。
  • 取付レポートに関しましては、あくまでも取付例となりますので、お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状、取付方法が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
  • HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
  • お車のグレードや仕様によっては別途バルブアダプター、キャンセラー等が必要になりますので、予めご了承下さい。
  • 記載の情報はあくまで一例となります。取り付けの際に起こった損害や、バルブ形状が異なるなどの責任は負いかねます、予めご了承ください。
 
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