ヘッドライトの黄ばみや曇りの原因と汚れの取り方【2021年最新版】 - fcl. (エフシーエル)

ヘッドライトの黄ばみや曇りの原因と汚れの取り方【2021年最新版】

みなさん、HIDに交換したら、レンズが曇ったり黄ばんだりした経験はありますか。 あるいは、交換をしようとする前に、友人から「黄ばむ」「曇る」って聞いたような気がしませんか?気になって、ネットなどで調べた方も多いと思います。
ネットで検索してみると 「粗悪なHIDにするとレンズが黄ばむ、曇る」 「55WHIDにするとレンズが溶ける、黄ばむ、曇る」 「空焼きしないと曇る」 「曇ったら出費が高額だ」 ……
などと、いろんな情報が飛び交っていますが、どれが本当かわからず、交換を躊躇したり、迷ったりしていませんか。
今日は、車のライト販売専門のfcl.が解説します。
 

レンズの曇り・黄ばみの原因は?

様々な情報が飛び交う中で、一番多く耳にするのが「HIDにするとレンズが曇る・黄ばむ」だと思います。
近年、車の軽量化・燃費向上のため、車のヘッドライトレンズユニットは、重いガラスや金属などではなく、軽くて丈夫なポリカーボネートと言う素材が採用されています。このポリカーボネート、要はプラスチックの一種ですので、一番の天敵は紫外線です。新車の場合、レンズには特殊なコーティングが施こされ、レンズを紫外線から守ってくれます。
ただ、このコーティングの寿命は意外に短かく、使用環境などによりますが、2~3年で劣化し始めます。これがちょうど純正球の寿命とタイミングが重なってしまうことが多く、HIDに交換したとたんに急速にレンズが曇り始めたと感じるわけです。
「HIDにするとレンズが曇る、黄ばむ」最大の理由は太陽光(紫外線)です。
もちろんHIDの熱が全く影響していないわけではありません。熱の影響によって、ポリカーボネート素材そのものは少なからず劣化してしまいます。しかしその影響はあくまで一部であり、HIDの熱だけがヘッドライトの曇りや黄ばみつながるというわけではありません。
また、HIDが普及し始めの頃は、確かにHIDバルブのガラス管のUVカットの粗悪な商品がありました。それにより、レンズの曇りを促進させたのは事実ですが、HIDの出す紫外線の量は太陽光に含まれる紫外線と比べものにならず、曇りや黄ばみの一番の原因は、やはり太陽光なのです。
でも、レンズが曇ってしまったら、曇っているのは、表面か内側か一見してはわからないですよね。直近での変化、HIDへの交換が最大の原因と勘違いされることとなるのです。

55WHIDにするとレンズが溶ける、曇る、黄ばむ

55WHIDにするとレンズが溶ける?

ヘッドライトであれば、55WのハイパワーHIDでも溶けることはありません。
ただフォグランプの場合は注意が必要です。フォグランプは灯体の容量が小さいので、熱がこもりやすく、バルブとレンズ表面、リフレクターまでの距離が近くなります。
熱の影響を受けやすくなるので、フォグランプをHIDに交換する場合は、熱に強いガラスレンズに交換することをお勧めしています。HIDにこだわらなければ、LEDバルブへの交換がより簡単でお勧めです。
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55WHIDにするとレンズが曇る・黄ばむ?

上記でも説明したとおり、ポリカーボネート製のレンズの最大の天敵は「太陽光(紫外線)」です。
ただ、HIDの熱もポリカーボネートを劣化させる原因の一部ではあります。そもそもヘッドライトの曇り、黄ばみはなぜ起こるのでしょうか。そのシンプルな答えは「素材の劣化」なのですが、ここでは以下2つの劣化原因についてお話していきます。
  1. 太陽光による劣化
    1. ポリカーボネートは耐久性の高い樹脂素材です。しかしこのポリカーボネート。耐久性こそ高いものの、紫外線の影響を強く受けてしまうという特徴があります。 そのため、ヘッドライト表面の黄ばみは太陽光の紫外線が原因となっているケースが大半を占めます。また、飛び石などの傷と合わさることで、より紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。
  1. ヘッドライトの熱による劣化
    1. ポリカーボネートの耐久温度は約120度と言われているため、W数の高いHIDを使用しても問題はありませんが、熱の影響によって素材そのものは少なからず劣化してしまいます。
      ドライブ後にヘッドライトを触ると熱くなっているとおり、ヘッドライトの熱はレンズの内側だけでなく表面にも影響を与えます。そのため、HIDはLEDなど熱の少ないヘッドライトに比べて、黄ばみにつながってしまう恐れは高いと考えられます。
      ただ、太陽光による劣化に比べれば、ヘッドライトの熱による劣化は極めて軽微といえるでしょう。
車を使用している限りヘッドライトは使いますし、太陽光を浴びずに走行することはできません。そのため、ヘッドライトの曇り、黄ばみ対策は定期的なメンテナンスが大事になってきます。
メンテナンスといっても市販されているヘッドライト用の研磨剤を使ってレンズを磨き、ヘッドライトをコーティングしてあげるだけでOK。そんなに時間もかからないため、手間もかかりません!

空焼き(空焚き)の真実

HID取り付け時の「空焼き(空焚き)」の必要性については、知っている方が多いと思います。 fcl.でも、HIDの取り付け前に「空焼き(空焚き)」を推奨しております。
ただ、みなさんが理解されている「空焼き(空焚き)」の定義「ガラス管に付着した油や汚れを蒸発させる」とは少々意味合いが異なるかもしれません。fcl.のHIDは工場を出荷する前に、すべての点灯テストを行っていますので、出荷時点ではバルブに汚れや油分は付着しておりません。
ですので厳密にいえば、空焼きで「ガラス管に付着した油や汚れを蒸発させる」のではなく、あくまで点灯確認をするためです。出荷前にすべて点灯テストを行ってはいますが、輸送中のトラブルや、精密機械ですので機械トラブルはゼロにはできません。
点灯確認をせずに取り付けてしまうと、万が一不点灯などのトラブルが起きた場合、取り付け作業に問題があったのか、商品の不具合かの切り分けができなくなります。 取り外して再度取り付ける2度手間が発生します。
「空焼きしないと曇る」 「空焼きはガラス管に付着した油や汚れを蒸発させる」 これも盛んに言われることですね。
しかしながら、油や汚れが付着したままでHIDを点灯させると、蒸発せずに汚れが焼け付いてしまいます。焼き付いたときに煙が出ることもあるでしょう。 また、バルブの焼け付きのある所だけが温度が高くなりますので、バルブの寿命を縮める要因となります。ガラス管の部分に異物がある場合は、点灯前に必ず取り除きましょう。
バルブを素手で触ってしまった場合も、ガラス管の部分をアルコールできれいにふき取ってから点灯確認してくださいね。

レンズが黄ばんだ・曇ったときの費用は?高いの?

確かに、レンズユニットを全部交換しないといけない場合、復帰の工賃を考えますと、かなり高額になります。先ほども述べましたが、曇っているのは、表面か内側か一見してはわからないので、まずは「レンズ磨き」を試して見るといいと思います。

レンズ磨きを業者に依頼する場合

レンズ磨きは整備工場などで、約2000円前後で施工してくれます。
そして、レンズ曇りの原因の大半は紫外線、飛び石などですので、殆どの場合はレンズ磨きで復帰します。レンズ磨きは難しい作業ではありません、自分でもできます。

レンズ磨きを自分でDIYする

エフシーエルでは現在取り扱いはありませんが、市販でもたくさん研磨剤が販売されています!ぜひチャレンジしてみてくださいね。
記事について
  • 商品改良の為、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様などは、モデルの変更に応じて、変わります。必ず最新の商品ページをご確認ください。
  • 取付レポートに関しましては、あくまでも取付例となりますので、お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状、取付方法が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
  • HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
  • お車のグレードや仕様によっては別途バルブアダプター、キャンセラー等が必要になりますので、予めご了承下さい。
  • 記載の情報はあくまで一例となります。取り付けの際に起こった損害や、バルブ形状が異なるなどの責任は負いかねます、予めご了承ください。
 
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