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車側から見た最適なリレーハーネスの取り回し

エンジンルームを見て最適なリレーハーネスの取り回しについて考えてみたfcl.では、HIDの取り付けの際に必ず、電源安定リレーハーネスをおすすめします。

その理由は、こちらの記事を参考にしていただければと思いますが、リレーハーネスの取り付けにもHIDの寿命を伸ばす取り付けと寿命を縮める取り付け方法があります。


今回fcl.の技術者と共に、車の純正配線やカプラーをもとにリレーハーネスの最適な取り回し方法についてお伝えします。


目次
 1.エンジンルームで確認する項目
 2.車側の状況を踏まえた最適な取付け方


意外に皆さんされていないので、ぜひやってほしいのですが、車側の状況をしっかり観察してから取付けてほしいと思っています。当たり前の話ですが、車を組み立てていく上で、あらゆる状況を踏まえ、


 

「ここは水がかかりやすい箇所だから●●しておこう」
 「あそこは熱がこもるから■■しておこう」


と考えて作られていますので、HIDやLEDの取り付けにあたりすごくヒントがあります。このヒントを活用しない手はないので、これから取り付けを検討している方は、是非参考にしてください。


 1.エンジンルームで確認する項目



HIDやLEDの寿命に大きく関わってくる項目として何が挙げられると思いますか。色々と思いつくかと思いますが、1つは「熱」です。



2つ目は「水の浸入」です。HIDやリレーハーネスは精密機器のため防水処理を基本的には行っていますが、防水処理をしていないカプラーなどは水の侵入を引き起こします


水の侵入については、取り付けのやり方で対策が可能です。
寿命の面はこの2つ。そして、リレーハーネスの取り回しを見れば取り付けた技術者の熟練度が分かると言われるくらいなので、配線の見た目も考慮して、「熱」「水」「見た目」を意識してエンジンルーム内を見る必要があります。


●高温になりそうな箇所を見極める

 

・エンジンやファンベルトの箇所は高温になる。
  配線の状況、テープでの補強なのか保護チューブが施されているかの確認。



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●水がかかりやすい箇所を見極める

 

コネクターの根本にグリスが塗られているか塗られていないか。塗られている箇所は水がよくかかる場所と考えられる。コネクターの防水処理の状況。水がかかる場所=錆びる場所とも言い換えられるので、錆の有無



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このような情報を読み取り最適な箇所を選んでいきます。


 2.車側の状況を踏まえた最適な取付け方


エンジンルーム内を確認したときにエンジンやファンベルトをまず避ける。それは、付近の配線を見ていただければ推測できると思いますが、保護チューブが施されているので、施されている箇所の付近は避けてください。


そして、水の浸入については、グリスが塗らているカプラーの付近は、水の侵入が考えられるため避け、防水処理がされていないカプラー付近を目安に配線を通していきます。


上記の内容を踏まえ、また、見た目の美しさを考慮すると、バンパーのホースメントに這わせる取付けがベストな位置と考えられます。


バンパーのホースメントの状況確認。


純正配線を見ると保護チューブがまかれておらず、テープ補強されている程度なので、熱の問題は少ないかと。コネクターの状況を見るとコネクターは防水にはなっていますが、テープは水が入りそうな所に巻かれていないため防水というより固定の意味で巻かれていると推測できるので、水の侵入もすくないと思われます。


また、取付けについても配線を束ねる。固定することも容易にできるので、もっとも最適な場所といえます。



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fcl.スタッフがおすすめするリレーハーネスの取り回しとしては、ウォッシャータンクの付近の水の侵入が少なく、熱のこもらない個所にバラストを固定し、ホーンの配線にリレーハーネスを這わせながら、ホースメントの裏に配線を隠すように設置します。このような設置をすると配線も綺麗に設置できますので、エンジンルームを開けたときもスッキリ見えます。



今回は、デリカD5を用いてリレーハーネスの取り回しについて書いてみました。その他の車種もエンジンルーム内を見渡してもらえれば、今回のように熱がこもる場所、水のかかりやすい場所などが純正の配線やカプラーなどで推測できると思いますので、是非、エンジンルーム内を見て取り付けることを意識してもらえればと思います。



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