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ノイズの種類と発生メカニズムとは

こんにちは、fcl.のツチダです!


HIDやLEDを交換して「ノイズが気になりだした!」という方って結構いるかと思います。色々な対処法を行ってもノイズが消えないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。


これから複数の記事に分けて、


・ノイズの種類
・ノイズのメカニズム
・ノイズのそれぞれの対処法


についてお伝えします。
ノイズの種類とメカニズムが分かれば適切な対処法が分かります。


多くの方が誤解!?ノイズの種類と発生メカニズムは?



1.周波数の高い電波ノイズ


ライトに限った話ではなくテレビやスマートフォンなど電気を利用して動いているものが共通で発しているノイズです。ということで仕組みもシンプル。


わかりやすい例としては、水道管です。水道管の中で水が流れていると音が聞こえますね?電波ノイズもその現象と同じなんです。周波数が高いので聞こえはしないですが、電気が流れていれば必然的にノイズが発生するというわけです。


2.周波数の低い伝導ノイズ(電源ノイズ)


鋭い方なら名前からお察しかと思いますが、伝導ノイズは物理動作によって発生するノイズです。ライトの場合の伝導ノイズはバラストの仕組みによるもので、その動作過程で起こります。


HIDを例に説明します。


——————————————-

バラストが直流12Vの電気を100V前後まで昇圧 ⇒ 交流に変換してイグナイターへ送電
 ⇒ イグナイターは23000Vに昇圧 ⇒ バルブが点灯

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この中でノイズを発生メカニズムとして大きいのは昇圧時に用いられるスイッチング電源と交流変換のチョッピングという2つのスイッチです。HIDはこれら2つのスイッチをものすごい速さでON/OFFさせることによって点灯します。


つまり、スイッチのON/OFFこそが伝導ノイズの発生メカニズムというわけです。そして伝導ノイズは周波数が低〜中域です。


2つのノイズが相乗効果を発揮するケースも!


配線類の金属は電波を吸収・放出するアンテナの役割を果たします。そのため、電波ノイズが線に吸収されて伝導ノイズに、一方の伝導ノイズは線から放出され電波ノイズになるなどノイズ同士の相乗効果が起きてしまう場合もあるんです。


つまり、ノイズ対策は電波・伝導という2つのノイズに対して両方対策しなければいけないということですね。


まとめ



はい、本日は電波ノイズと伝導ノイズが主な発生メカニズムで両方を対策していきましょう。というお話をさせていただきました。


次回以降は、各ノイズの具体的な対策を説明するとともに「両方対策してもダメだった!」というイレギュラーケースについてもお話してみたいと思います!



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