8,000ルーメンと2,000ルーメンのLEDヘッドライト、どっちが明るい? - fcl. (エフシーエル)

8,000ルーメンと2,000ルーメンのLEDヘッドライト、どっちが明るい?

突然ですが皆さんにクイズです!「8,000ルーメンのLEDヘッドライトと2,000ルーメンのLEDヘッドライト、どちらが明るいと思いますか?」そんなの8000ルーメンに決まってるじゃないか!と思いますよね。
今日は、LEDヘッドライトの明るさとルーメン数について解説していきますので、商品選びに迷われている方はぜひ参考にしてください。それでは、答え合わせスタート! ※本記事は2020/8/25に執筆した記事をリライトしています。

1. そもそもルーメンとは?

ルーメンとはかんたんに言うと「バルブが全方向に出している光の総量」なんです。
この「全方向」というのが、すこしわかりにくくしている原因で、全方向とはバルブ(電球)の前方だけでなく、360度あらゆる全方位です。
しかし実際に車のヘッドライトに付けたときには、バルブから出た光が全て前方を照らすわけではありません。プロジェクターの場合は光をまとめて照らしますし、リフレクターの場合は反射させて光を集めます。
つまり車のヘッドライトの場合、バルブから出ている光のすべてが地面に届いているわけではないため、ヘッドライトが前方を照らしたときの明るさ=ルーメン数ではないのです。
ルーメンと同様に明るさを表す単位として「カンデラ」という言葉も聞いたことがあるかと思います。同じようにとらえがちですが、これには違いがあります。これらの違いを知っておくと、車のヘッドライトだけでなく、自転車のライトやお部屋のライトを購入の際にも役立ちます。かんたんに説明すると以下の通りです。
ルーメンルーメン(lm)とは、光源から放出された全方向の光の総量、つまりバルブが出している光の量
カンデラカンデラ(cd)とは、光源から出る光の強さ「光度」を表す単位。車の場合は、灯具(ヘッドライト)に収めて地面を照らすものなので、簡単に言うとヘッドライト(灯具)を通したときの明るさとなります。 車検では、ヘッドライトの性能(明るさ)を示すこのカンデラが採用されています。
それなら商品ページやパッケージにカンデラを表記すると良いのでは?と思われるかもしれないのですが、カンデラはヘッドライト(灯具)に装着した状態で測定をするため、車種・灯具の違いによって変化します。そのため、近年ではほとんどのライトメーカーがバルブが出している光の量であるルーメン表記となっています。

2. ルーメン数が高いと明るいの?

とはいえ、「それでも、ヘッドライトは前方へ光を集めるのだから、結局はルーメン数が高いほうが明るいのでは?」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、ルーメンは光源の光の量を指している単位なので、ライトの仕組みにより光が散ってしまったら「暗い」と感じてしまう場合もあります。
家庭用電球など複雑な配光を必要としないものであれば「高いルーメン数=明るい」と認識しても間違いではないのですが、特殊な配光が必要とされる車のヘッドライトの場合はルーメン数だけでは判断が難しくなります
逆に言うと、低いルーメン数でも正しく配光されていれば「明るい」と感じるケースもあります
以下の写真は8000ルーメンでぼやけた配光のライトと、2000ルーメンで正しい配光のライトを比較したものです。
カットライン比較 ルーメン数
カットライン比較 ルーメン数
上画像のが照らした明るい箇所をカンデラ(cd)で測定すると、「8000ルーメンが14900cd」に対して「2000ルーメンは15000cd」となります。 僅差ではありますが、ルーメン数よりも配光の方が大切であるということがおわかりいただけると思います。
「ルーメン数が高いLEDヘッドライトに交換したのに暗い!」と感じる原因は、配光にあるのです。
 

3. ヘッドライト選びはルーメン数<配光

対向車線をすれ違う時やバックミラー越しに「あの車、ハイビームでもないのにやたら眩しいな!」という経験をされたことはありませんか?
配光が正しく出ずにただ明るいだけのライトを搭載した車が、まさにこういう車です。他から見れば迷惑に近いほど明るいのですが、運転手の視界は暗かったりします。なぜなら光が分散されて照らされるべき箇所を照らせていないからです。
他のドライバーや歩行者に迷惑な眩しさを与えて、自分の視界は悪いのでは本末転倒です。特に車好きの人には「カッコだけつけても何もわかってないドライバー」という印象を与えるのではないでしょうか。
正直言って何も良いことがありませんので、ヘッドライトを選ぶ時はルーメン数ではなく配光が正しく出るかを軸に検討しましょう!

4. 配光性能をチェックする

配光性能の良し悪しは簡潔にいうと純正のハロゲンバルブの配光」と同程度のものであるかです。チェックポイントは2つ。「きれいなカットライン」と「一番明るいポイントはどこか?」
「カットライン」はヘッドライトの光をきちんと集約することで生まれます。配光性能の低いバルブは、照らしている部分と照らしていない部分の境界がぼやけてカットラインがきれいにでません。
また、「カットライン」がきれいに出ているものの、一番明るいポイントがずれていると路面をうまくとらえられません。例えば、一番明るいポイントが下めの場合は、手前の路面だけ明るく照らしてしまうので、遠くのほうが暗くなって走りにくさを感じます。
配光性能の高いバルブは「カットラインのすぐ下の部分が最も明るい」ものです。これによって、遠くの路面まで照らし出し見通しが良くなるため運転しやすくなります。
ここでの配光は、あくまでもバルブ自体の性能なので、ヘッドライトユニットとの相性、経年劣化による損耗の状況によって正しい配光とならない場合も稀にあります。

5. ルーメン表記を確認するときの注意点

ルーメン表記を確認するときに、とても大事な注意点があります。それはルーメン値が「片側」か「両側の合計」なのかです。
 
バルブ(電球)ひとつに対してのルーメン数表記であったり、両側のバルブを合算してルーメン表記しているメーカーがいたり、各社バラバラで統一性がありません。
 
「1500ルーメン(片側)」より「3000ルーメン(両側)」と表記したほうが、一見明るく感じますよね。でも、実際はどちらも同じ明るさなんです。
 
言い方の違いだけで、明るさは同じなので、数値の大きさに惑わされれないように。今後は、そのルーメン数は「片側」なのか「両側」の合計なのか注意して見るようにしてください。
 

ルーメン数を盛っている業者について

また、ライトメーカーとしては大変残念ですが、市場では実測のルーメン値とは異なる表記をして、商品を販売している業者さんがたくさんいます。
弊社で独自に調査を行ったところ、楽天市場やヤフーショッピングなどでランキング入りするような有名メーカーの中にもルーメン数を盛って販売しているケースがいくつもありました。
 
ルーメン数の見極め方については、こちらに詳しくまとめました/
 

6. ルーメン表記を確認するときの注意点

2023年に、LEDヘッドライトを大幅リニューアル!現在販売中のfcl.のファン付きLEDヘッドライトは3100~3200ルーメンです。前モデルよりもかなり明るくなりました。それでも、市場に出回っている、爆光商品と比べるとあまり高くないなと感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、実際に取り付けした写真を見てみましょう。
LEDヘッドライト/フォグランプ (H8/H9/H11/H16,HB3,HB4)
ホワイト・イエローから選べる!
LEDヘッドライト H4 Hi/Lo ホワイト
 
 
でもやっぱり明るいものがほしいんだ!という方に向けて、エフシーエル最高の明るさを誇るレジェンダリーシリーズも登場しました。片側4200lmと、かなりの明るさになっています!もちろん、カットラインや、熱対策、あらゆる箇所にこだわっておりますので、安心してご使用いただけます。
LEDヘッドライト/フォグランプ <レジェンダリーシリーズ> (H1,H3/H3C,H7,H8/H9/H11/H16,HB,HB4)
ホワイト・イエロー・電球色・ライムイエローから選べる!
fcl.のledヘッドライトは配光にこだわって商品を開発しており、ご利用いただいたお客様から続々と嬉しいお声が届いております。

7. ユーザー様レビュー

ヘッドライトをLED化するのは比較的簡単。純正バルブを外してLEDバルブと交換し、カプラーをさすだけなので、めんどうな配線などはありません。毎日の運転が本当に楽に・そして楽しくなるので、おすすめですよ。
オーナー様コメント
明るいのはもちろん、他社のLEDと比較したところ、全く黄ばみのないホワイトで驚きました。あと取り付けがめっちゃ簡単!車検も対応なので是非オススメです。
左:Before 純正ハロゲン 右:After fcl.LED
左:Before 純正ハロゲン 右:After fcl.LED
Before 純正ハロゲン
Before 純正ハロゲン
左:Before 純正ハロゲン 右:After fcl.LED
左:Before 純正ハロゲン 右:After fcl.LED
オーナー様コメント
フロント周りをトータルでホワイトニングする事でビジュアルが全く変わりました。 ヘッドライト全体が大きく発光すると車が大きく見えます。家族からも『ガードロープや工事中の反射物に当たるとかなり明るくなっているのがわかる!』と好評でした。

8. まとめ

ここまで読んでいただいた方は、単純に「〇〇ルーメン」だけを見ても判断できないことがお分かりいただけたと思います。ルーメン数の比較だけでは、実用的な明るさはわからず逆に暗くなってしまうケースもありますので、LEDヘッドライトの実用的な明るさは配光性能もチェックする必要があります。
最近では、「高いルーメン数=売れる」という傾向もあり、ルーメン数を盛って発売している業者も増えていますので、注意が必要です。きちんと信頼のできるメーカーで購入することもとても大事です。
 
\盛りルーメンについて知りたい方はこちら/
 
ちなみに、こちらで販売しているLEDヘッドライトは、ただ明るいだけではなくLEDながらハロゲン並の配光を実現。放熱性も高めてより高いパフォーマンスを発揮できます。
 
※あくまでもバルブ自体の性能なので、ヘッドライトユニットとの相性、経年劣化による損耗の状況によっては、画像通りのカットラインにならない場合も稀にございます。
 
LEDヘッドライト、どんな感じ?と気になっていた方はぜひチェックしてみてください!
LEDヘッドライト H4 Hi/Lo ホワイト
 
 
 
LEDヘッドライト/フォグランプ (H8/H9/H11/H16,HB3,HB4)
ホワイト・イエローから選べる!
 
LEDヘッドライト/フォグランプ <レジェンダリーシリーズ> (H1,H3/H3C,H7,H8/H9/H11/H16,HB,HB4)
ホワイト・イエロー・電球色・ライムイエローから選べる!
記事について
  • 商品改良の為、仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。商品の仕様などは、モデルの変更に応じて、変わります。必ず最新の商品ページをご確認ください。
  • 取付レポートに関しましては、あくまでも取付例となりますので、お車の年式、グレード、仕様によってバルブ形状、取付方法が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
  • HIDやLEDは高電圧を発生するため、取付けには大変危険を伴います。取付けの際は、バッテリーのマイナスターミナルを外し、ヘッドライトのスイッチをOFFにした状態で行ってください。
  • お車のグレードや仕様によっては別途バルブアダプター、キャンセラー等が必要になりますので、予めご了承下さい。
  • 記載の情報はあくまで一例となります。取り付けの際に起こった損害や、バルブ形状が異なるなどの責任は負いかねます、予めご了承ください。
 
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