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Q:HIDの寿命はどのくらい?

A:HIDの寿命は一般的に2000時間といわれます。
1日30分使用しても約6年は使用できる計算となります。


ハロゲンよりも圧倒的に明るいことからHIDの方が【寿命が短い】と思うかもしれません。

それは違います。

HIDは基本的にハロゲンよりも長寿命といわれ、約5倍も寿命が長いと言われています。

その理由は、【 基本的な仕組みの違い 】によるものです。


HIDは1日30分点灯しても6年間以上は使用できる


ハロゲンには電流を流すことで発熱し発光するフィラメントがあります。ハロゲンの寿命は、フィラメントが自らの熱で焼けて物理的に切れてしまう状態になるまでといえます。

ハロゲン

※バルブの中のフィラメントが切れると不点灯になります。


ということは、ハロゲンで明るさを求めワット数を上げると熱をより持ちますので、熱で焼け切る速度が速くなり、寿命が短くなると言えます。


それに対してHIDにはその寿命に関わるフィラメントそのものが存在しません。

HIDは、キセノンガスなどを封入したガラス管内の電極に高電圧をかけて放電させることにより、ガス自体を発光させる仕組みになっています。

そのためにHIDは長寿命だといわれ、カタログ値では一般的に2000時間以上となっている場合が多いようです。

また、その寿命もだんだん暗くなって新品の半分くらいの明るさに落ちる状態を寿命としているようですので、実用レベルではもっと長いと考えることもできそうです。


寿命を縮める動作または、長く使用するために意識すること


使用環境によって著しく寿命を縮める場合があります。一つ目は、頻繁な点灯・消灯を繰り返す動作。

HIDを点灯させるには高電圧をかけるだけでは点灯せず、点灯時にはきっかけとなる20000V以上の高電圧を瞬間的に発生させています。

この点灯時の高電圧はどうしてもパーツにストレスを与えてしまうため、寿命を縮める原因となります。

なので、寿命を縮めない方法としては意味の無い点灯・消灯を繰り返さないことが大事となります。

二つ目は、電圧が不足している状態で使用すること。電圧・電流が不足した状態で使用した場合、バラストへの負荷が高まりますので、故障の原因となります。

また、バラストを交換しても電圧不足のままで使用した場合、再発しますので、電圧を安定させることでより寿命を長めることができます。

電圧を安定させるには、こちらの商品を取り付けることをお勧めしています。

【電源安定リレーハーネスとは?】
//www.fcl-hid.com/html/page241.html

また、取り付け方法を工夫することで、より動作を安定することができ寿命を長くすることが可能となります。

【ヘッドライトにHIDを取り付ける際の注意点】
//www.fcl-hid.com/html/page239.html

【HID取り付け時の防水対策】
http://www.hidled-support.com/detailed/id/264.html

取り付け時に少しだけ手間にはなりますが、行うことでより寿命を長くすることができますので、参考にしてください。


まとめ


ハロゲンと比べてHIDの寿命は約5倍となります。また、ハロゲンの場合は明るさを求めるとフィラメントが切れ易くなるため明るさを求めるのであれば、HIDがお勧めとなります。

また、寿命を左右する要因として点灯・消灯を繰り返す動作と電圧不足などの要因が考えられます。運転の仕方や取り付け方を工夫する事でより寿命を長くすることも可能ですので、意識して運転、取り付けを行ってください。



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